群像新人賞受賞作家が18年のときを経て発表、韓流ブームの今にあって、あらためて〈在日文学〉の今日的意義を問いかける作品。在日2世として生まれた主人公、金民基(キム・ミンギ)は今は年金暮らしで、すきな歴史研究に図書館通いを日常としている。そこに声をかけられ知り合う女子高校生、そして近い年齢の句会の会員らとの交流、そして別れた妻との間にできた娘とその子供との出会い……静かな生活が突如騒がしくなり始める。差別の中で傍観の生き方を余儀なくされてきた主人公は過去を思い出し、そして今と対峙するが……
定価3,080円(本体2,800円+税10%)
2021年10月8日発売
定価1,100円(本体1,000円+税10%)
2021年9月9日発売
定価1,800円(本体1,636円+税10%)
2021年8月2日発売
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
2021年3月8日発売
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
2019年11月26日発売
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
2018年12月20日発売