癌で余命一年を宣告された男のために泣く女たち‐表題作「泣く女」を含む著者初の短編集。柱のような形の太陽が大地震の前触れであることを知る山の民が海の民を救おうと説得する「日の柱」、自身の名声にこだわり続ける男の物語「科挙」などの寓話的な物語。「ごっとん」「川沿いの老人」「嫌韓派」では在日コリアンの生活が描かれ、「ブナの森」「祈り」「泣く女」では、在日コリアン二世の主人公たちの人生の断片が著者特有の視点で淡々と語られていく。全書き下ろし12作品による、読後、心に残る珠玉の短編集。
定価3,080円(本体2,800円+税10%)
2021年10月8日発売
定価1,100円(本体1,000円+税10%)
2021年9月9日発売
定価1,800円(本体1,636円+税10%)
2021年8月2日発売
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
2019年11月26日発売
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
2018年12月20日発売
定価1,078円(本体980円+税10%)
2018年11月29日発売